映画「ステラ」 ～ 母の切ない愛
1990年公開の映画「ステラ」の主題歌です。
この映画が3度目のリメイクであることからも、時代を超えて人々の心を魅了するテーマが含まれていることが分かります。
以下が映画の概要です。
医学生スティーブンは、バーテンダーのステラに一目ぼれ。やがて恋に落ち子供ができるも、裕福で住む世界が違うことを知るステラは、シングルマザーの道を選びます。
父親としてスティーブンと娘ジェニーはつながりを持ち続けますが、ステラは断固として援助は拒否し、裕福ではないけれど、愛情いっぱいに明るくジェニーを育てていきます。
仲良しの二人でしたが、母親の明るく個性的で破天荒な姿に対する周囲の声に、思春期のジェニーは傷つき、荒れてしまいます。
そんなとき、父スティーブンの恋人ジャニスに出会い、知的で都会的なジャニスに憧れを抱き、また、名門大に通う名家の子息パットと出会い恋に落ちます。
ジェニーを喜ばせようと、奮発して参加したパーティーで派手な行動でまたもやヒンシュクを買うステラ。パットの目の前での母親の姿に、ジェニーは泣きながら会場を去ります。そんな娘を見て、ステラは心を決めます。裕福な家庭、良識のある両親、知的好奇心を満足させてやれる環境。全てを持たない自分が娘の幸せを邪魔していることを知り、娘の前から姿を消します。
本当はステラが大好きなジェニーは悲しみ、パットとの結婚式に来てほしくて母親を探しますが…。新聞で、娘の結婚を知り、雨の中、式場の外からそっと娘を見つめるステラ。
ベールを上げキスを交わし幸せそうな娘の笑顔を見て、嬉しそうに去っていきます。
エンドロールとともに流れる、主題歌「 One More Cheer 」。ステラ役のベッドミドラーが歌うこの曲が、あまりにもマッチしていて感動がこみ上げます。
30年前に見た時も涙しましたが、娘を嫁に出した父として見ると、涙が止まりませんでした。
コメント